スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。
category
スポンサー広告

カラバッジョがやって来る?!

先週14日にBSハイビジョン特集「天才画家の肖像・カラバッジョ・無頼が生んだ聖なる美」殺人を犯した無頼画家が生んだ聖なる美 をやっていて、あ~そう云えば真筆って鑑定されたカラバッジョの作品が今年の秋にローマで展示されるって話しはどうなったんだろう、と思っていたら突如こんな記事が一斉に配信されました。
神戸新聞 2006/11/21
カラバッジョ真筆だった 英王室の倉庫に長年放置

英国王室の倉庫で長年、眠っていた絵が、修復の結果、イタリアの天才画家カラバッジョ(1573-1610)の作品であることが判明し、ローマで20日、披露された。22日から一般公開される。
 「聖ペテロと聖アンデレの召命」という題で、縦132センチ、横163センチ。 1637年、国王チャールズ1世が画商から買った記録が残っているが、その後は「カラバッジョの模倣」とされ、ロンドン郊外にあるハンプトンコート宮殿の倉庫に置かれていた。=中略=  来年1月31日までローマ・テルミニ駅内の画廊で展示された後、東京にも巡回の予定。


え~っっ!! ローマのあと来春ロンドンで公開予定とは聞いてたけど日本に巡回する予定があったとは知りませんでした。
東京のどの美術館に来るんだろう。あ~今からソワソワ。って行けるん?私。

この記事を少しだけ補足するとこの作品が真作であると認定されたのは2004年の2月。
BBC NEWS 2004/02/14
Art clean-up uncovers Old Master
BBCは2年以上前の記事でもちゃんと残ってるからスゴイ。

認定したのは英国の美術品鑑定士デニス・マーン卿。
その当時、卿はそれまでカラバッジョの模倣品だとされてきた作品を立て続けに真作であると認定しちょっとした話題になっていました。
その関連記事をネットで探してみましたが見つけることができませんでした。イタリア語のサイトも(分らないなりに)ウロウロしてみたけどどうも神戸新聞の記事程度の情報だったし。。。

と思ったらなんと!日本語で情報をUPされてる方がいらっしゃいました!
メメンとモリ@New York 2004/02/29 カラヴァッジョ6点発見?
もの凄~く詳しい情報を日本語で読めるってホントに有り難い。
その前日の記事 イギリス発カラヴァッジョ論争に書かれていらっしゃいますが、カラバッジョの作品は同時代の画家がこぞって模写をしたし、その上カラバッジョは自分の作品にサインをしない画家だったから模写との混乱が起こり易いのでしょう。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーにある「エマオの晩餐」にも20枚以上の模写が確認されています。

そういえば、今年の始めごろにもフランス中部ロワール地方の町ロシュの教会でカラバッジョの絵が2点発見されました。
BBC NEWS 2006/0125
Delight at Caravaggio discovery
発見されたのは「エマオへの主の巡礼」と「キリストの傷に指で触れる聖トマス」
200年近く人知れず教会にかけられていたそうです。「キリストの傷に‥」はハイビジョン特集でも「生々しい描写」として紹介されていました。
番組ではカラバッジョの最期についてもふれていて最近の研究によるとポルト・エルコーレの病院 S Maria Ausiliatrice hospitalで亡くなったことが判ったそうです。これもBBC Newsに記事がありました。
BBC NEWS 2001/12/21
Caravaggio death certificate 'found'
海岸でのたれ死んでいたって話は劇的な事が好きな国民性と人殺しの末路としての道徳的な説話でもあったのかな。

それにしてもチャールズ1世が購入した記録の残る作品がどの時代に模写てコトになったんでしょうね。 清教徒革命、王の斬首、ペストの大流行、ロンドンの大火 グレートなことがいろいろあって美術品の管理どころじゃなかったとか? ん~こういう妄想は楽しい。


関連サイト

サルヴァスタイル美術館 カラヴァッジョ 

花耀亭日記

メメンとモリ@New York

category
美術・音楽・映画
genre
学問・文化・芸術
theme
絵画